技人国ビザの転職手続き完全ガイド
⚠️ おことわり
この記事は公的機関の公式情報をもとに解説しています。法律専門家ではないため、正確な判断は専門家にご確認ください。
📝 この記事のポイント
技人国ビザ(技術・人文知識・国際業務)で転職する際の手続きを完全解説。入管への14日以内の届出方法、転職可能な職種の範囲、年収条件、よくある不許可理由と対策まで。
転職時の基本ルール
技人国ビザ(技術・人文知識・国際業務)保持者が転職する場合、いくつかの重要なルールがあります。出入国在留管理庁の規定に基づいて解説します。
転職可能な職種の範囲
転職先の職種が、現在の在留資格の範囲内である必要があります:
- 技術(エンジニア)→ 技術(エンジニア):可能(同じ区分内)
- 人文知識→ 人文知識:可能(営業→経理、通訳→人事など)
- 技術→ 人文知識:原則不可(在留資格変更申請が必要)
- 人文知識→ 国際業務:可能(業務内容が国際業務に該当する場合)
転職後の年収条件
転職後の給与が日本人と同等以上であることが必要です。具体的な目安:
- 最低月給:20万円以上(年収240万円以上)が一般的な基準
- 平均的な水準:技人国ビザ保持者の平均年収は約350〜450万円
- ITエンジニア:年収400〜600万円が一般的
入管への14日以内の届出方法
転職した場合、雇用先の変更から14日以内に出入国在留管理庁に届出を行う必要があります。これを怠ると在留資格の取消しリスクがあります。
届出に必要な書類
| 書類名 | 備考 |
|---|---|
| 在留カード | 原本と写し(両面) |
| 新しい雇用契約書 | 職務内容、給与、勤務時間が明記されたもの |
| 新しい会社の登記簿謄本 | 履歴事項全部証明書(3ヶ月以内に発行されたもの) |
| 新しい会社の決算報告書 | 直近年度の損益計算書など |
| 前職の退職証明書 | 退職日が確認できるもの |
届出方法
- 最寄りの入国管理局の窓口で直接提出
- 郵送での提出(所轄の入国管理局宛て)
- オンライン申請(出入国在留管理庁の電子申請システム)
オンライン申請が最も便利で、24時間いつでも申請可能です。ただし、初回利用時は利用者登録が必要です。
転職時の注意点とリスク
転職前に確認すべきこと
- 転職先の職種:技人国ビザの範囲内かどうかを必ず確認
- 転職先の経営状況:赤字続きの企業や設立間もない企業は審査で不利になる可能性
- 社会保険の加入:健康保険・厚生年金に加入している職場を選ぶ
- 雇用契約の期間:無期雇用または1年以上の有期契約であること
転職に伴うリスク
- 審査中の転職:ビザ更新審査中に転職すると、新しい雇用先の情報を追加提出する必要があり、審査期間が延びる
- 試用期間中の退職:試用期間中に退職すると、在留資格の維持が困難になる可能性
- 年収低下:前職より年収が低くなると、審査で不利になる
- 職種の不一致:転職先の業務内容が技人国ビザの範囲外だと判断された場合、不許可リスク
14日以内の届出を怠った場合のリスク
- 在留資格取消しの対象となる
- 次回のビザ更新時に不利に働く
- 最悪の場合、退去強制の対象となる可能性も
転職後にビザ更新が必要なケース
転職自体によるビザの再取得は不要ですが、以下の場合は更新申請が必要です:
転職後にビザ更新が必要なケース
- 在留期間の満了が近い場合:通常の在留期間更新申請が必要
- 職種区分が変わる場合:技術→人文知識など、区分が変わる場合は在留資格変更許可申請が必要
- 転職先が完全に異なる業種の場合:審査が厳しくなるため、事前に行政書士に相談することをおすすめ
転職と同時にビザ更新する場合の注意点
- 転職先の書類(雇用契約書、登記簿謄本、決算書など)も同時に提出
- 転職先の会社の安定性も審査対象となる
- 転職直後は収入実績がないため、前職の源泉徴収票も提出
よくある質問(FAQ)
Q1. 転職してから14日以内の届出を忘れました。どうすればいいですか?
A. 気づいた時点でできるだけ早く届出を行ってください。理由書を添付して事情を説明すれば、不利益は最小限に抑えられます。
Q2. 転職先が試用期間中で、本採用が確定していません。届出は必要ですか?
A. 雇用契約が成立していれば、試用期間中でも14日以内の届出が必要です。
Q3. フリーランスに転身した場合、技人国ビザは維持できますか?
A. 技人国ビザは原則として雇用契約に基づく在留資格のため、フリーランスでの活動は認められません。別の在留資格への変更が必要です。
Q4. 転職先の会社が倒産した場合、どうなりますか?
A. 3ヶ月以内に新しい職場を見つけるか、在留資格の変更が必要です。
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