永住権更新は必要?在留カードとの関係

⚠️ おことわり

本記事は出入国在留管理庁が公開している公式情報等をもとに、制度や手続きを整理して提供するものです。個別の在留資格審査や許可判断については、必ず出入国在留管理庁または行政書士等の専門家へご確認ください。

📝 本記事のポイント
📑 目次

1. 制度の基本概要(永住権と在留カードの違い)

外国人読者の方から「永住権を取得したのに更新が必要なのか」という疑問が多く寄せられますが、ここでは「在留資格(ビザ)」と「在留カード」を分けて理解することが重要です。

一度許可された「永住者」という在留資格には、有効期限がありません。しかし、その身分を証明するプラスチック製のカードである「在留カード」は、顔写真や記載情報を最新の状態に保つため、定期的な更新が法律で義務付けられています。自動車の運転免許証の更新と同様の性質を持つ手続きです。永住許可取得後に必要なその他の手続きについてまとめたガイドもご覧ください

2. 対象者

日本に「永住者」または「高度専門職2号」の在留資格で在留しており、在留カードを所持しているすべての外国人。

3. 在留カードの有効期間(7年ルールと16歳未満の例外)

永住者の在留カードの有効期間は、年齢によって以下の2つのルールに分かれます。

年齢 在留カードの有効期間 更新手続きの期間
16歳以上交付日から7年間有効期間満了日の2ヶ月前から満了日まで
16歳未満16歳の誕生日まで16歳の誕生日の6ヶ月前から誕生日まで

※ご自身の在留カードの表面に「有効期間の満了日」が印字されていますので、必ずご確認ください。

4. 必要書類

在留カードの有効期間更新申請に必要な基本的な書類は以下の通りです。

※通常の在留資格更新(ビザの更新)とは異なり、課税証明書や在職証明書などの収入を証明する書類は原則として不要です。

5. 申請や手続きの流れ

  1. 期限の確認: 在留カードに記載された有効期間満了日を確認し、更新受付期間(原則として満了日の2ヶ月前から)に入ったことを確認します。
  2. 書類等の準備: 申請書を作成し、規格に合った証明写真を準備します。
  3. 出入国在留管理局の窓口へ提出: 申請人の住居地を管轄する地方出入国在留管理官署の窓口で申請を行います。
  4. 新しいカードの交付: 審査やシステムに問題がなければ、原則として申請したその日のうちに(即日)新しい在留カードが交付されます。手数料(印紙代)はかかりません。

6. 審査・確認ポイント

本手続きは在留資格の審査ではなく、あくまで「カードの切り替え(身分事項の確認)」であるため、過去の収入の増減や転職の有無などによって更新が不許可になる性質のものではありません。

ただし、提出された写真が規格を満たしていない場合や、システム上の障害、あるいは過去の住居地変更の届出(引越しの際の手続き)を怠っていた事実などが発覚した場合は、即日交付されず確認に時間を要する場合があります。

7. 注意点

8. 違反やリスク

※有効期間が過ぎたからといって直ちに永住権が消滅するわけではありませんが、法律違反状態となるため速やかな是正が必要です。永住権が取り消される具体的なケースについてもあわせてご確認ください

9. よくある質問(FAQ)

❓ うっかりしていて在留カードの有効期限が昨日切れてしまいました。どうすればよいですか?

期限が過ぎてしまったことに気づいた場合、直ちに(1日でも早く)管轄の出入国在留管理局へ出向いてください。窓口で「遅延理由書」等の提出を求められる場合があります。放置すればするほど悪質とみなされ、厳しい処分を受けるリスクが高まります。

👉 永住権・帰化の記事一覧で他の記事もチェックする

永住権申請の全条件については永住権申請の条件 2026年の記事で詳しく解説しています。

マイナンバーカードや運転免許証のように、自宅に更新のお知らせ(ハガキなど)は届きますか?

届きません。出入国在留管理庁から更新時期を知らせる通知は一切行われないため、ご自身または企業の雇用管理担当者がカレンダー等で期限を厳格に管理する必要があります。

永住権申請に関する総合的な情報は永住権申請の条件 2026年の記事で詳しく解説しています。

10. 情報源

📌 出典・参考リンク